ブログ記事の品質の調べ方と簡単な方法-Siteコマンドの上手な使い方
意外に知られていないブログ記事の品質の調べ方
どのSEO関連サイトを見ても、
「現在はコンテンツマーケティングの時代であり、品質の高い記事を書くことが必須である。品質の低い記事を書けば、サイト全体の評価を落とすことになるから、品質の低い記事は削除するか修正した方が良い」
と書かれているが、ブログ記事の品質が高いか低いかをどうやって判定するば良いのか、調べ方を書いてあるサイトはない。そもそも、ブログ記事の品質が高いか低いかを機械的に判定することなど不可能であり、Googleは記事の品質など見ているはずがない、と鷹をくくっている人も多いのではないだろうか。
結論から言おう、
Googleはブログ記事の品質を自動的に判定している
ブログ記事の品質は、自分で調べる方法がある
1.最悪品質レベルのブログ記事
これは言うまでもなく、コピー記事が代表的な例だ。もしあなたがコピーで記事を書いていたら、そのサイトはGoogleから惨憺たる評価を受けていると考えるべきだだろう。Googleはコピー記事を厳重にチェックしている。その証拠として、コピーしてきた部分の文章をそのまま検索に掛けてみるという調べ方を試してみるといい。おそらくコピー元のブログ記事は出て来るが、あなたが書いたものは出てこないのではないだろうか。これがブログ記事の品質の調べ方の初歩中の初歩の方法であり、これにひっかかっていたらアウトである。下手な修正を試みたところで、履歴がすべて残っているので無駄であり、唯一回復する方法は、記事を丸ごと消去するしかない。引用するときは
ブログ(blog)は、狭義にはWorld Wide Web上のウェブページのURLとともに覚え書きや論評などを加えログ(記録)しているウェブサイトの一種である。「WebをLogする」という意味でWeblog(ウェブログ)と名付けられ、それが略されてBlog(ブログ)と呼ばれるようになった
のように引用形式で記載すれば、この引用符で囲まれた部分はGoogleは何も書かれていないものとして無視するので、どうしても引用が必要な時は、ブログ記事の品質を落とさないために必ず引用符をつけるべきである。
2.もっとも簡単なブログ記事の品質の調べ方
これは単純にブログ記事のタイトルをそのまま検索してみる方法である。これでブログ記事が出て来ない、あるいは出てきても順位が30位以下であったら、品質が低いとみなされている。記事タイトルはオリジナルのものであるから、本来であれば記事名で検索すれば1位ででてくるのが当然である。ブログで記事タイトルは一番重要な部分であるから、オリジナリティーを持ったタイトルを心がけるべきであり、そのオリジナリティーのあるタイトルで検索する、つまりGoogleの評価を調べる方法で、順位が低かったら、Googleから品質が低いとみなされているということである。順位が低い場合は修正するという方法も有りだが、100位くらいまで見ていっても出てこないようなら、ブログ記事の中身だけでなく、タイトル名を変更すべきである。よくSEOでは記事のタイトルの変更は良くない、とされているが、これは品質が一定レベル以上のブログ記事の場合であって、タイトル名で検索しても100位以内にも入らないブログ記事など対象にしていない。タイトル名と記事内容をいくら書き直しても、記事名全文での検索で上位に出ないようだったら、その記事はすっぱりとあきらめて削除すべきである。尚、記事の削除の効果が出るには2週間から2か月くらいかかるので、最初から品質の悪い記事は書かない方が良いことは言うまでもない。
3.Siteコマンドを使ったブログ記事の品質の調べ方と簡単な方法
Siteコマンドを知っているだろうか?Googleの検索窓に
site:http~
のように、site: に続けてサイトのURLを入れると、サイトの記事がすべて表示される。ここで大事なのは、表示された記事名がブログの記事名と一致しているか、という点である。Googleは記事の品質が低いと判断すると、勝手に記事名を変更してしまう。極端な例だと、記事名が単なる番号にされてしまっている場合がある。これは同じような内容をいくつも書いていると、同一記事とみなされて、せっかく書いたタイトル名ではインデックスしてくれないのである。これを避けるために、プロが作るサイトでは、シリーズものの商品を掲載する場合、内容が似通ったページをいくつも作ることになるため、no index flowという手を使って、Googleにインデックスさせないようにしてサイトの品質を下げないようにしている。例えば、パソコンの紹介サイトを作った場合、仕様がメインとなるため、すべての記事を定型的に書いてしまうと、CPUの数値が若干違ったり、筐体サイズや色が違う程度で、全体的には同じようなブログ記事になってしまう。多くのプロは定型的な記述を避けて各ブログ記事が似たような書き方になることを避けたり、定型フォーマットを使わざるを得ない場合は、no index flowを使って、Googleにインデックスさせないようにしている。
また、このsite:コマンドを使った場合に、記事タイトルの全文が表示されず、部分的にしか表示されない場合がある。これは、ブログ記事としては認めるが、品質は非常に低いとGoogleが判定した場合に起こる現象である。例えば
「激安パソコンの価格と性能のトレードオフ」
というタイトルで記事を書いたのに
site:コマンドで調べると
「パソコンの価格」
としか表示されない場合である。これは「激安」「価格と性能のトレードオフ」の部分について、十分な記載がなされていないと判断されて、このブログ記事は「パソコンの価格」について書かれた記事であると判断された結果だ。もちろん、「パソコンの価格」という観点から見ると、余計なことが書かれていると見えるわけだから、ブログ記事の品質は低いと見なされ、検索しても上位に出てくることはない。こういったケースでは、欠けている部分を補てんする形で記事を修正すると良い。
まとめ
ブログ記事の品質はサイト全体に影響する重要な問題である反面、その品質の調べ方や具体的な方法を解説しているページはほとんどない。ここではブログ記事の品質の調べ方と簡単な方法として、記事名での検索と、Siteコマンドの上手な使い方について解説した。また、これらの方法で品質が低いと判断されていることがわかったら、どのように修正するべきかの具体的方法を説明した。アフィリエイトで稼ぐことを考えるのなら、是非、ご自分のブログ記事をチェックしてみると良いと思う。