アフィリエイトで稼ぐには|初心者がブログで儲けるコツと考え方を全公開

アフィリエイトで稼ぐには継続力と探求心が必須だ。簡単ではない。「ブログを書いたら簡単に何十万円」「放っておいて何百万円」という話はどれも教材の販売やコンサルの勧誘でしかない。初心者が無駄な投資をせずにブログで儲けるコツと考え方をすべて公開しよう。

日本語ドメインのSEO効果の上手な使い方

日本語ドメインやURLのSEO効果は使わないとあとで必ず後悔する

日本語ドメインやURLについては、ネット上でそのSEO効果の有無が真っ向から対立しており、現在ではSEO効果は無いとする意見が主流になりつつある。しかし、これはまったくの誤解であり、アフィリエイトで稼ぐ気なら日本語ドメインやURLを積極的に活用しないと、サイトが出来上がってから、あとで必ず後悔するときがくる。それはサイトを育てて、Googleの検索で3ページ目、2ページ目と勝ち進み、1ページ目の壁を抜けて、トップ3に食い込もうとした時に「しまった」と後悔するものであり、今さら気づいたところでドメインやURLを変更できないジレンマにぶち当たったときだが、この時はすでにもう遅い。トップ3目前になると、ミドルクラス以上のキーワードの場合、その記事数は軽く100を越え、場合によっては千近い記事数となってくる。サイトタイトルの変更はSEO上、非常に危険であり、よほどのことが無い限り絶対にやるべきではないとしている指南サイトは多いが、ドメインやURLの変更はもっと危険であり、変更前の順位を取り戻すことはまず不可能である。これは中古ドメインを使った経験のある人ならわかるはずだが、Googleは何年経とうが、そのドメインを完全に忘れ去ってはくれない。つまり、あるドメインやURLで書いた記事を上書きしたり、消去したりしても、Googleは完全には忘れてくれず、新しいドメインやURLに移転してもコピー記事として認識されてしまうからだ。苦労してサイトを作り上げた後で、日本語ドメインの必要性を痛感しても、ドメインやURLの引っ越しはできないのである。

ここでは、日本語ドメインにSEO効果がある確たる証拠と、その使い方について実例を挙げて解説する。

1.日本語ドメインに明確なSEO効果があった時代と現在

日本語ドメインはまだ歴史が浅く、2001年に一般利用が可能となったものの、このときはまだIEが対応しておらず、2007年のIE7でようやく日本語ドメインが実用性を持つに至った。それと同時に、Googleの検索で日本語ドメインが軒並み上位を占める結果となり、アフィリエイトをやる者は日本語ドメインの取得を争った時代があった。しかしながら、当たり前のことだが、クズほどの価値も無いサイトが上位に出て来たおかげで、Googleはその検索ロジックを修正し、日本語ドメインのSEO効果を大幅にさげてしまった。この下げ方があまりに大きすぎたため、それまで日本語ドメインを使っていたユーザーに「日本語ドメインにSEO効果は無くなった」と言わしめる結果となっているのである。

ここで考えて欲しいことがある。この日本語ドメインの後にGoogleが行ったのが、バックリンクのSEO効果の修正なのだが、やはり「バックリンクのSEO効果は無くなった。バックリンクは最早クローラーの動線に過ぎない」という意見が数多く出ていたが、現在では「ナチュラルなバックリンクならSEO効果がある」に主流の意見は変わってきている。ここで大事なのは「バックリンクにSEO効果はある」という点だ。Googleが商業的なバックリンクにペナルティーを課した上で、バックリンク自体のSEO効果も下げたために、バックリンク頼みだったユーザーがそのSEO効果を否定したに過ぎず、普通にバックリンクを得ていたユーザーからすれば、効果は小さくなっただけに過ぎない。日本語ドメインについてもまったく同じであり、効果が小さくなってしまったために、日本語ドメインのSEO効果に依存していたユーザーは、その効果が無くなったと言っているに過ぎない。こういったユーザーは、元々が価値の無いサイトをディレクトリサービスやバックリングなどで不正に順位を上げようとしていた層であるために、SEO手法に依存し過ぎているから、自分のサイトが圏外に飛んだことを理由に「その手法のSEO効果は無くなった」と騒ぎだすのである。SEOは、どんな手法であってもサイトの価値を補助的にブーストするものであり、サイトの価値が無ければ、どんなSEOテクニックを使っても、上位には出られない。それが現在のSEOである。クズサイトにどんなSEO手法を使っても効果は無い。

これとは別に思い出して欲しいことがある。それはGoogleが検索順位を決める上で、200項目以上の評価基準を持っているということだ。日本語ドメインやURLは、そのひとつに過ぎない。だが、検索上位3位あたりになってくると、僅差での勝負となってくるため、この項目をひとつでも拾えてないと勝つのが.非常に困難になってくる。

現在では、価値のあるサイトで上位を争う上で、この200項目以上あるGoogleの評価基準をどれだけ拾っているかが勝負であり、中でもドメインやURLは変更が利かないので、後て決定的な弱点を抱えてしまうことになると考えるべきだろう。

2.Googleは、ちゃんと日本語ドメインとURLを認識している

前にも書いたと思うが、Googleは『利用者に最も適したサイトを提示する』ことを理念としているため、200項目以上の判定基準で、利用者が求める解をインデックスから抽出してくる。これが検索順位である。つまり、どれほど利用者のニーズにマッチしているかを多面的に分析し、評価しているわけである。

ではここで、なんでもいいのだが、適当な日本語で検索してみて欲しい。検索結果を見て何か気づかないだろうか。サイトタイトルの下に表示されるドメインのURLで、検索キーワードと一致する部分が太字でハイライトされていることがわかるはずだ。もちろん、これは日本語なので、日本語を使っていないドメインのURLではなにも太字でハイライトされる部分は無い。つまり、Googleはドメイン名の中で、一致している部分を認識しているのである。Googleの理念に立ち返ってみれば、これは利用者のニーズに、この部分は一致していると判定して利用者にもわかるようにしているわけである。このように使っているドメインURLの一致をGoogleが検索順位を決める上でも、まだ使っていると考える方が自然だろう。もし、検索順位の決定で使っていないのでだとしたら、太字でハイライトまでして利用者に示している意味が無い。このように、Googleは日本語ドメインのURLをちゃんと認識しており、利用者に提示する上で重要なファクターとしていることがわかる。

3.日本語ドメインの実例とSEO効果

ここで、以前の記事で『あなたから買う理由は無い ― SEOの落とし穴』を書いた際、ある狙いがあることを書いた。それはタイトルの独自性だ。実際この記事は、現在でも

 「あなたから買う理由は無い」で、検索第1位

 「SEOの落とし穴」で、検索第7位

となっている。もとは「SEOの落とし穴」でも第1位だったのだが、キャッチ―なネーミングだったせいで、多くの記事のタイトルで使われ、順位が落ちた。

ここで、「これは文節であって、キーワードではない」という考え方もあるが、重要なのはそこではない。検索者は必ずしも単語を区切ったキーワードで検索するわけではなく、むしろGoogleが高機能化し「グーグル先生に聞け」と言われるようになってから、疑問をそのまま入力して検索するスタイルの方が一般的になりつつある。

【実例】

「赤ちゃんのぐずり」で検索してもらいたい。結果は、赤ちゃんのぐずり.netが1位で出て来ただろう。これは、上述した文節の強みと、日本語ドメインのSEO効果を利用したものであり、たった6ページのサイトでキャリーミープラスという商品をアフィリエイトで売り上げている。この「赤ちゃんのぐずり」はママたちの普遍的な悩みであるために、2位以下のサイトを見ればわかるように、とんでもなく手のかかったサイトがひしめく中で、不動の1位で安定し続けている。

4.日本語ドメインの上手な使い方

このように、一定レベル以上の価値を持ったサイトでの上位争いでこそ、その真価を発揮する日本語ドメインだが、実は、同じことを狙った日本語ドメインであっても、そのSEO効果は極端に違う。これはGoogleが日本語のシソーラスや因果関係、使用頻度など様々なファクターで評価しているためと思われる。

日本語ドメインを販売するサイトは、かつてはいくつもあったが、セキュリティーや網羅性、使いやすさ、そして価格で淘汰が進み、現在は「お名前ドットコム」しかない状態だ。またいくつもの日本語ドメインを取って試してみるには、レジストラの移転やサーバーへの設置など手間がかかるので、こういった面倒が無く、サーバーも申し込んでおけば、日本語ドメインを取って、すぐに使えるから即戦力に申し分ない

サーバーは、取得した日本語ドメインの力を片端から試していくだけなので、一番安い「共用サーバー SD」で充分だ。Xサーバーなど、他のほとんどが電話サポートが平日のビジネス時間しかだけで他はメール対応になるの大して、24時間356日いつでも電話でサポートしてくれる面は、イレギュラーとも言える日本語ドメインを使う上で、つまづいたときに解決が早い。よく、レンタルサーバー屋が日本語ドメインの込み入った話になると

「ドメインに関してはなにもわかりません」

「レジストラの問題かもしれません」

と、サポートしてくれないのだが、お名前.comの場合、

「そちらで買ったドメインをそちらのレジストラで管理していて、そちらのサーバーで運用している」と言えば、あらかた調べてくれるので、楽だ。

ここで、いくつか思いつく日本語ドメインを買って、簡単なブログで検索順位を比較してみることが一番の近道であり、おそらく強い日本語ドメインをピックアップする唯一の方法だと思う。

.jpや.com、.netや.bizなどのトップレベルドメイン自体は、経験上、あまり影響しないので気にすることは無いと思う。ごれはGoogleのマット・カッツも再三名言しているので、まず間違いない。

日本語ドメインなど、1つ数百円なので、一気に取って、一気に試してしまうのが効率が良い。感覚的であるが10個~20個に1個、あきらかに強い日本語ドメインが出てくる。というより、狙ったキーワードにあった日本語ドメインが見つかる。ここで労を惜しむと、ゴール目前までサイトを育てたときに苦渋を飲む羽目になるから、妥協せずに徹底的に数をこなして試してみるべきだろう。

5.余談

日本語ドメインを使い始めたときに何度か悔しい思いをしたので書いておく。良さそうな日本語ドメインをいくつも考えて、あらかじめ、お名前ドットコムで取れるものをリストアップした後、リストを眺めながら吟味していた時代があった。だがこれで悔やんでも悔やみきれない失敗を何度か経験している。いざ取ろうとしたら、取られてしまっていたというものだ。何がトリガーになるのかはわからないが、アフィリエイトをやる者は、同じような時期に、同じようなことを思いつくらしく、時間を空けたばかりにとられてしまったということが結構な頻度で発生した。取られてしまった後悔は後になっても気になるもので、なかなか当たりの日本語ドメインを引けないと、あの日本語ドメインなら行けたかもしれない、という妙な後悔に捕らわれてしまう。こういった経験を繰り返す中で、今では一本たった数百円のクジと割り切って、思い立ったときにその場で取得してしまうようにしている。ハズレの日本語ドメインは、結局使わないから、お金をどぶに捨てるようなもったいなさを今でも感じるが、これが数十万円以上の利益をもたらす木になるわけだから、種となる日本語ドメインの選別作業では惜しむべきではないと現在では割り切っている。

特に最近では、思いつくような日本語ドメインはほとんど取られていて、取れるケースの方が遥かに少ないので、取れる物は片端から取らないと実験もまともにできない状況になっている。